理事長ご挨拶

私たち、公益財団法人 資生堂社会福祉事業財団は、1972年の設立以来、一貫して次代を担う子どもたちを見つめ、「子どもたちに”笑顔と自信と幸せ”を。」をスローガンに、社会的養護下におかれている子どもたちと、それを支える児童福祉分野における実務の皆さまへの支援を行ってまいりました。

社会に巣立つ子どもたちが円滑に自立できるよう応援する自立支援セミナーの開催、進学を希望する子どもたちへの奨学金制度の実施、児童福祉分野の実務者を対象にした国内研修等への助成、そして、児童福祉海外研修の実施をはじめ、国内外の福祉情報を幅広く掲載した情報誌「世界の児童と母性」の発行など、様々な活動に取り組んできました。しかしながら、昨年来の新型コロナウイルス感染症により、この一年、私たちの活動も少ながらず制約を受けることとなりました。

このコロナウイルスの世界的流行は、市場や経済構造のみならず、社会システムや人々の価値観までをも大きく揺さぶっていますが、国を問わず社会的に弱い立場の人々がより苦境に立たされるという報道を目にしない日はなく、そしてそのなかに私たちが見つめている“子どもたち”がいます。ウィズコロナ、ポストコロナの社会がどのようなものであるかは未だ見えませんが、私たち資生堂社会福祉事業財団は、それがどのようなものであっても子どもたちの幸せと未来に思いを馳せ、志を同じくする皆さんとともに、子どもたちが希望をもって生きていける社会の実現を目指し、より良い活動づくりに精一杯取り組んでまいりたいと思います。

2021年6月
公益財団法人 資生堂社会福祉事業財団
理事長 塩島 義浩