設立趣意書

資生堂は、明治5年(1872年)千葉県人福原有信によって、銀座の一角に日本最初の洋風薬局として創業されました。
これより1世紀の間に、総合化粧品メーカーとして成長し、資生堂化粧品は国内はもとより、世界34カ国の愛用者に親しまれるまでになりました。
これも創業の頃より、誠実な企業努力を重ねた結果と思える次第であります。

さて、本年第2世紀を迎えるにあたり、その記念事業の1つとして、資生堂社会福祉事業財団を設立し、わが国の社会福祉に微力ながらも貢献いたしたいと考えております。
わが国の発展は近年誠に目ざましいものがあり、特に経済面での繁栄は国民生活水準の向上、生活様式の改善をもたらしました。 しかしながら、この70年代が人間性復活の時代といわれながらも、その実情は国民の福祉、生活環境にまだまだヒズミが生じている面がみられ、調和ある社会の建設が望まれているものと考えられます。
このような現状から財団設立にあたっては、社会福祉事業への助成、特に次代の担い手を育くむ婦人および児童の福祉の充実、向上を国際的視野からはかり、時代に即応した事業活動を行なうことを目的としています。

発足の時点では、社会事業としての活動はささやかなものではありますが、激変する社会環境の中で常に何か新しい発言をし、それがやがて社会の大きな流れとなることを期待するものであります。

財団法人 資生堂社会福祉事業財団
設立者 岡内 英夫

設 立 1972年4月8日

ページトップへ